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2011年の上半期ツアーは、
東京と札幌+DOMMUNE、これに韓国を加えた計3.5所でのプレイです。
もちろん、事前にDOMMNUNEを観賞してましたので、
かなりテンションは上がってました。
Dommuneを観ていると、
なんだか寸止め•おあずけ状態が
ずっと続いている気がしてなりませんでしたので、
当日を迎えたこの日は、
気持ちが昂り過ぎて、今にもマタドールをヤッてしまいそうな
スペインの雄牛のような気分を味わっておりました。
今回は、AIRにいく前に
広尾で東京チームとワイワイ飲み会をかましてから向かいました。
23時過ぎにAIRに入ると、Timmyはまだ到着していないとのこと。
すると、10分ほどしたら、Timmyがやってきました。
この日のTiimmyは、「最高にハイってヤツだー!」という
DIO様の名台詞を象徴させるようなハイテンションぶり。
入店するやいなや、みんなとハイタッチ。
で、お辞儀。
そして、いきなり日本語で「アリガトウ!(←何が!?)」。
これにはびっくらこきました。
ちなみにこの日のお召し物は、
黒のポロシャツ(だったと思う)と、ちょっと色あせたジーンズ!
これまで綿パンしか見たことがなかったのですが、
ジーンズは初めてみました。
なお、特派員情報によると、
NYではジーパン率が高いようです。
さて、こちらもTimmyに続き、フロアに行くと、
彼はすでにトレードマークの仏頂面を引っさげて、
音源セレクトの態勢に入っていました。
零時前(※注)、まだフロアに人が少ないという時間帯で
Timmyを聞くのは、初めて(だったかも)。
※カウントダウンパーティはのぞく。
それでは曲を追いかけてみましょう!
気になる一発目は、コチラ!
11 50 Fantasy/EW&F
朝方定番のゆるめな曲ですが、これでいきなりテンションがアップ。
オープンということで空白が目立つフロアですが、
そこにいる人は、みんなガン踊りでした。
続いて!
12 01
Cause You Me Baby/Deniece Williams
12 05 Everything She Wants/Wham
わずか数曲の序盤のクラシックですが、
完璧にここでハートをわしづかみにされました。
12 15 HOUSEへ移行
トラック物からRock with you/MJ
すでにここら辺で脱いでましたよ。
12 25
Can U/Filsonikからのボーカル物からのアフロ系トラック連射
12 35
Blessed/Kenny BobienからのBurning Hotのインスト(たぶん)。
マスター音量を上げ下げしてフロアのテンションをぶち上げにかかります。
12 55
Masterpiece/ Arnold Jarvis
これは昨年末発売されたTimmyのアルバム「at the club」に収録されてますね。
ライナーを書いた曲だったので、個人的に密かにアガりました。
1 20
トラック物にBetter/Dance Culture Feat. Kenny Bobienをロングミックス
Timmy&Adam Riosの共作リミックスではなかったです。
Timmyは、この曲をプレイする時、
ほぼ毎回トラック物にのっけてロングミックス。
添付した動画で言うと、3分くらいからボリュームを徐々に上げて、
3分28秒くらいのところでトラックを切って、
一気にぶっ込むというプレイをするのです。
1:23
Heaven/Kem
曲後半のシンセパートから入れて、
次にソッコーでMove Your Body/Marshall Jeffersonの
おなじみのオルガンパートのリフ。
か・ら・の。
Tallulah/Jamiroquai
この辺り、この日一発目のハイライトでした。
1 35
Someday/BOBEZY feat.siphu zee
これは、5月に発売されたTIMMY Meets AIRのミックスCDに
放り込まれている曲です。
妖艶な女性ボーカルが殿方の股間を屹立させます。
1 40
Somedayにトラックを繋げて、
そこからたいへんお懐かしいStar Suite/Mondo Grossoの
サビをねじ込みました。
で、一瞬でトラック物へチェンジ。
Star Suiteが流れたのは実に刹那。極めて短い時間でした。
そこからアフロ系トラックへ。
ちょいちょいアフロを挟むというのが今回印象的でした。
いつもはパーティ朝方くらいからアフロな時間でしたので。
2 00
トラック物にSunny/Jose Feliciano
曲終盤をこれまた瞬間的に流して終わり。寸止め甚だしいです。
2 15
Bimoya/Joe Zawinul
ここら辺からまたアフロトラック。
AIRのパーティでは、
アフロトラックと新譜ではTimmyはよく踊るという特徴が掴めました。
2 40
Supernature/Cerrone
2 50
My Joy/ Quentin Harris_feat.Margaret Graceのビート。
これは本当にここ数年Timmyがプレイします。
Dance/Earth Pople以降、
Timmyがもっともビートトラックとして使っている曲ではないでしょうか。
か・ら・の。
The Pressure/Sound of Blacknessをロングミックスして、
もう一度My Joyのビートに戻します。
で、Could It Be Magic/ Donna Summer(timmy&adam rios remix)
これは、areacodeのメール会員のみにMP3でダウンロードサービス(大盤振る舞い!)された曲。
しかし、MP3というのがマジで悔やまれる。。。
ここら辺、この日2回目のハイライトでした。
メモしてても実に楽しかったです。
3 04
Why Would You Stay_(Shelter_Vocal)/Kem
サビからインサート。
この時点でBPM129~130を記録(ちゃんとBPMカウンターで図りましたので、間違いはない)。
早ッ!!!!!
3 11
Father/Kenny Bobienからのアフロトラック。
3 18
トラック物にSecret Garden/Quincy Jones
これかなり昔にリリースされた物ですが、なんか最近引っ張り出してきて、
プレイしてるようです。
3 30
Breathe/Blaze
これは、個人的に私の20代前半の青春ソング。
3 36
声からするに、おそらくSade。SHELTERチームが口々に
「新譜か!? たぶんSadeだ!!!」と。
3 40
Don't She?/ Don-E
エフェクター使いがスゴかったです。
3 47
なんだかトランシーなトラック物から
Jaguar/DJ Rolandをまたもや突発的に入れる!
そして、French Kiss/Lil Louis......
か・ら・の。
Ai No Corida/Quincy Jones
のロングミックス。
これはもう踊るというか、笑みがこぼれてきて仕方がなかったです。
この日3回目のハイライトでした。
3 56
Let Them_Come EP(Greg Gauthier's Dance Culture Remix)
4 01
Grateful/Dennis Ferrer & Kenny Bobien
いやー、ひさびさ聞いた。たぶんNozさんのテーマソング。
4 04
I Shall Not Be Moved/ Underground Ministries feat. Kenny Bobien
ケニーさん2連発ですが、この時点でこの夜5発目のケニーさん。
4 08
Big Love/Pete Heller
BPM133!!!!!!!
この夏最速!
4 11
I Go Backのビートループに、Thank You/Be Be Winansをのってけて、「Thank You 」という歌詞のところで一気にぶっ込み!
4 22
God Favored Me/Hezekiah Walker-God Favored Me Ft. Marvin Sapp And DJ Rodgers
今ツアー、札幌でも火を吹いた曲。
都合、AIRでは2回発射されておいます。
この曲を投下した時、Timmyの暴れっぷりがハンパなかったです。
4 26
The Boss/Diana Ross
トラック物との超ロングミックスでした。
ここのところ、The Bossは、
トラック物と合わせずに単発でプレイすることが多かったので、
とても珍しい印象でした。
4 31
Lately/S.wonder
DOMMUNEでも23時46分頃にぶっ放された曲。
かなりハートウォームな清涼剤的なボーカル物。
新曲でしょうねー。
4 36
Blue Blacknes/Natalie Cole
4 45
Strange&Funny/Womack & Womack
4 47
Ride like the world/Christopher Cross
こちらもDOMMNUNEでも発射済み。ツイート欄がとってもにぎわいました。
4 54
Love will (Little Louie Vega Rmx) /Stephanie Cooke
5 04
Beauty/Dru Hill
きましたよ!今回の私のリクエスト曲!!
これまでCan't We Tryをリクエストしまくっていたのですが、
そろそろ違う曲をと思って、
今回Beauty/Dru Hillをプレイ前にリクエストしておきました。
普通に聞きたかったのですが、
やはりロングミックスで入れてきて、ボーカルがかなりうっすら気味だったので
ちょっと残念!
ウェット感&透明感抜群のボーカルを堪能したかったのにッ!
ちなみに、この曲は、Master Kev & Tony Loretのリミックスもあり、
そちらはyoutubeでlisten可能なので、ググッてみましょう!
原曲も素晴らしいですよ。
5 28
Usherなのか、Joeなのか、男性R&B系ボーカルトラック。
SHELTERチーム内のリサーチでも判別つかず......。
5 32
Love (Shelter Vocal)/Musiq Soulchild
浜松のNoz氏の大好物トラックですね!「愛」を欲するところがニクいですね!!
こちらも、かなり長いロングミックスでした!
5 42
Love Can Damage Your Health/Telepopmusik
おなじみです。浮遊性たっぷりで、幽玄な世界へと導いてくれます。
Abicah Soulっぽい音作りですね~。
5 45
Into My Life/Elements Of Life feat.Lisa Fischer&Cindy Mizelle
6 16
The Prayer/Jephte Guillaume
6 21
Space Rider/Shaun Escoffery
懐かしい!曲後半のシンセサイザーがかき鳴らされるパートから入れてきました。
そして!
6 25
Think Twice(Henrik Schwarz Remix) /The Detroit Experimentのビートループ!!
ここ最近、お気に入りの展開で、
すぐさまBurning Hot&Til The Cops...のインストが入る!
と思いきや...
まさかのSouvenirs/Voyageからの
Share My Life(Timmy Regisford & Adam Rios Remix)/Kemからの
Til The Cops...(インスト)/Maxwell!!!!!からの
Street Player/Chicago
この日4回目のハイライトでした。
7 05
Off The Wall/MJ
7 32 Spring Summer Feeling (Ron Trent Remix)/
Jill Scott
7 48
そして!めでたく12インチが発売されました!
もはやド定番ソングと化した感のある、
Can't We Try/Teddy Pendergrass
朝方、疲れ切ったダンサーたちを奮い立たす、逆•子守唄!
なんべん聞いても体に染み込みますな!!
8 03
She Will Be Loved/Maroon 5
Lately/S.wonder
Woman/Barrabas
Stomp/The Brothers Johnson
I Want You/Marvin Gaye
8時半頃から軽く寝落ちしてしまいましたzzz
10時前に起床して、ちょっとメモはひと休み
10 44
Burnig Hot/Peven Everett
10 55
Careless Whisper George Michael
10 56
ラスト!
God Favored Me/Hezekiah Walker-God Favored Me Ft. Marvin Sapp And DJ Rodgers
けっこうアンコールに応えて、大団円!
AIRでは最長クラスのプレイ時間だったのではないでしょうか!
今回は、オープンから入ったので、相当疲労が予想されるとあって、
ダンスフロアを見下ろすAIRの階上スペースから長い時間観察しておりました。
実は、メモをとる度に、
せっかく東京まで来ていったい何やってんだかと、
時々、自分に対して呆れの気持ちが芽生えたりするんですが、
SHELTERチームが自分の周囲で踊り倒し、
気付けば、自分がわからない曲を
「あーだ、こーだ」と指導してくれたので、
かなり楽しかったです。
特大取材班が結成されたようでした。
また、お楽しみの新譜も
ホイホイとかましてくれるので(実は、これが一番良かったりする)、
パーティ後、それをdigするのもさらなる思い出作りとなります。
最近hあ、12インチリリースは控えめになりましたが、
その分、データリリースが勢力的(aiffも出して!)。
なかなか陽の目を見ることが少ないですが、
お気に入りの愛からADAM RIOSとの合作で良いリミックスを量産しています。
もちろん、前回のツアーからいくつかデータリリースされてますので、
それを初めて現場で聞くのも楽しいのです。
また、予想以上にSHELTER Tシャツの着用率も高く、
まだまだ御大の影響力を感じずにはいられませんでしたね。
なお、パーティ前にDommuneに出演するという新たなプロモーションも試みたこともあって、AIRはかなりの大入り具合。
やっぱり現場は楽しい!
熱くて熱くてどうにかなりそうでしたが、
今夏の良い思い出ができました。
さて、いつもならここでレポはおしまいですが、今回はオマケ付きです。
実はAIRのパーティの前にTIMMYが出演したUSTREMA番組が
DOMMUNE以外にもありまして、
その番組でインタビュー取材を受けていました。
それをすべて本番のしゃべりに忠実に文字に起こしてみました。
たぶんYOUTUBEにも転がっていますが、未見の人は、こちらでどーぞー!
USTREAM「AIR CHANNNEL」インタビュー
司会:ニューヨークのレンジェンド、TIMMY REGISFORDさん。ありがとうございます、今日は来ていただきまして。
T:アリガトウ(日本語で)。THANK YOU。
司会:えっと、今日は、えー、アルバム、MIXCDのアルバムについていろいろ
お聞きしたいなーと思っております。えー、かねてからいろいろなレーベルから
MIXCDの方出されていると思うんですけど、
3年ぶりに、えー、今回のMIXCDを作っていただいたんですが、
AIRのために作っていただいたんですが、
えー、内容はどんな感じになっているのでしょうか?
T:アフリカのものをたくさん今回かけてみました。
日本ではあまり紹介されていない南アフリカのダンスミュージックを収録しています。
司会:えっと、TIMMYさんの方が前回来日した時にいろいろ教えてもらったんですけど、
えー、今南アフリカのハウスのシーンが非常に熱いという風にお聞きして、
いろんなレーベルからも、えー、出てきて素晴らしい作品が多いというのですが、
えー、最新情報を教えてくださいますでしょうか。
T:南アフリカのダンスミュージックシーンは、いまもっともディープなハウスミュージックと言えるのじゃないだろうかと。彼ら(アフリカンハウスミュージシャン)は、
歴史の中で初めてクリエイティブになることができた世代で、
本当にこう、生の荒々しい、荒削りなタレントがどんどん生まれている。
ひとつ興味深いのは、えー、アンダーグラウンドの音楽が
ひとつのポップミュージックとして機能していることで、
彼らは曲を作るとそれのPVを作ったりして、えー、リリースしている。
これは、他の国では起きていないことだ。
司会:そうですか。えーと、アフリカのミュージックに関する知識は、
TIMMYさん、ナイジェリアからすべて100パーセント、
特にフェラ•クティの方から取り入れたそうなんですが、
フェラ•クティについて、えー、いろいろ語ってくださいますでしょうか。
T:ナイジェリアのフェラ•クティとかは、
いまの南アフリカの音楽にさほど影響を与えているとは思っていなくて、
むしろニューヨークやシカゴのダンスミュージックっていうものの方が、
えー、いまのナイジェリアの音楽に影響を与えているんじゃないだろうか、
という風に考えている。
司会:なるほど。あのー、TIMMYさん自身は、
アフリカの方とかナイジェリアの方とか行ったことは、
お仕事とかDJとかであるんでしょうか?アフリカ全土とか。
T:はい、何回も行ったことがあります。
司会:フェラ•クティ自身のライブも見たことがあるようにお聞きしたんですけども。
えー、そのことについていろいろ教えていただきたいんですけど。
T:今までみたものの中で最高のコンサートだったと思います。
あのー、ナイジェリアのシュラインという場所で見せてもらったんですけれども、
午前2時から朝の8時までぶっ続けでやっていて、ものすごい体験でした。
司会:はい、なるほど。あのー、フェラ•クティの音楽のリミックスしたアルバムを
制作している最中ということも、
えー、前回来日した際に教えていただいたんですけど、
あのー、映画、ハリウッドの方で、ハリウッドの映画会社が制作している
サウンドトラックを手がけているとお聞きしましたが、
その点を教えていただけますでしょうか?
T:えっと、彼の音楽...、フェラ•クティの音楽を、
あのー、クラブ的ダンスミュージックにしたいと思った。
で、クラブの人にもそいうことをすることによって、聞いてもらいたいと思っている。
で、アフロビート的なものだと、
オフビートになったりするのでDJでかけられない。
それをよりシンプルにすることで、もともと27分とか30分とかのトラックを、
それをダンスミュージックとして機能させるものにしようという考えで
このプロジェクトを始めました。
司会:なるほど。それでは、えー、南アフリカのプロジェクトの件、
たくさんお聞きしたんですけど、
このMIXCDの中から11曲目がTIMMYさんが手がけたフェラ•クティの曲が入っているんで、
聞いてもらいたいと思います。
~SUFFERING&SHMILING/FERA KUTI~が流れる
司会:はい、えー、それでは、
次はちょっと、ニューヨークの方のシーンについてお聞きしたいと思います。
TIMMYさんが手がけているSHELTERの方が
新しく開始されてスタートされるということですが、
その辺りの件、教えていただけますでしょうか。
T:SHELTERを新しい場所に動かしまして、
えー、まぁ、より人と人とか話しやすいようないい場所になっています。
20年間これまで私はSHELTERをやってきましたが、これが5番目の場所になります。
しばらくこの場所でやっていこうという風に考えています。
司会:えっとー、いまSHELTERの話をしていただいたんですけど、
えっとー、まぁ、DJを始めたきっかけとかは、
ラリー•レヴァンの影響を受けたとかも聞いたんですが、
20年間ハウスシーンのトップで走り続けてきて、
みなさんにリスペクトを受けていると思うんですけど、
あなたの20年生きてきたハウスシーンを振り返っていただけますでしょうか。
T:一言で言うと、情熱でやってきた。決して仕事としてやてきたわけでなくて、
言ってしまえば、これ(DJすること)は趣味。
お金のためにやったことはないし、ずっと音楽愛のためにやってきた。
で、人のためにやったこともないし、
自分のために自分のやりたいようにずっと活動してきたんで、
その結果がいまじゃないだろうか。
司会:なるほど。あのー、TIMMYさんがDJとしては
かなり日本のオーディエンスの方は知ってると思うんですけど、
もうひとつの顔で、えー、TIMMYさん、
1980年代からニューヨークを代表するダンスミュージック専門のFM局でDJを始めたり、
アトランティックレコーズのA&R、プロデューサーとしても有名です。
で、ハウスシーンで、えー、ハウスファンは知っていると思うんですが、
BLAZEのアルバムも手がけてたりしております。
えー、そのレコード会社のA&R、プロデューサーとしての仕事と、
先ほどおしゃってましたDJ、
これはまったく仕事としてやっているというんじゃないとおしゃってましたが、
その違いを教えてもらえますでしょうか。
T:DJとA&Rっていうのは、やっぱり全然違うことだと思っていて、
やはりDJをしている時は、自分の好きなものをやっていればいいわけですが、
A&Rとして音楽をリリースするということは、
人にちゃんと好きになってもらう音楽を作らなくちゃいけないので、
その点がすごく違うと思う。
司会:なるほど。あのー、TIMMYさんがよくおっしゃってるんですが、
最近、えー、ハウスシーン、ダンスミュージックの方がよりハードに、
そして、ミニマルになっていっていると思うんですが、
えー、TIMMYさんその中で、えー、非常に歌詞を重要視しているという風に
おしゃっているんですが、
ダンスミュージックにおける歌詞とボーカルはとても重要だということが、
どういうことなのか教えていただけますでしょうか。
T:もともとやっぱり歌詞を重要視する派閥というか、文化からきた。
アナログからCD、そしてラップトップになって、
音楽が誰でも作れるような時代になって、
やはり歌詞に人が注意を払っていないような感じがしてきている。
その中で、サブスタンス、つまり本質的なものが欠けているような気がする。
自分だって、例えばコマーシャルになろうとして、
テクノをやることだってできたと思うけども、やっぱりそういうものだったり、
若い人たちが作る音楽の中に何か欠けている。
つまりサブスタンス、本質、そういうものが欠けているんではないか。
で、レコード屋に行って、やっぱり自分が選ぶのは「君のこと愛しているよ」とか、
そういうメッセージ性のあるものにやっぱり自分は惹かれる。
司会:ありあとうございます。えっとー、では、
またMIXCDの中から18曲目のAT THE CLUBを聞いてもらいたいと思います。
~AT THE CLUBではなく、HOPE YOU BETTER/MARGARET GRACE~が流れる
本当は、CDを再生すると、19曲目にAT THE CLUBがナンバリングされてます。CD自体へのナンバリングとジャケット表記が違うっぽい。
司会:はい、えー、TIMMY REGISFORDさんの
「AT THE CLUB」を聞いていただきました。
この曲は、どんな形で手がけた曲なんでしょうか?
※曲紹介と流れた曲が違うというまま、コトが進んでしまったのは残念!!
T:ベースメントボーイズのテディ•ダグラスの曲なんですけども、
朝に気持ちよくさせてくれるような音楽だと思います。
やっぱりみんな朝気持ちよくなりたいじゃないですか。
※で、TIMMYは、「AT THE CLUB」ではなく、放送で流れた曲、つまり「HOPE YOU BETTER/MARGARET GRACE」について解説してしまったというある種の放送事故...。
司会:そうですね、なるほど。
TIMMYさんは日本の方を非常に贔屓にしていただいて、
来日の回数も非常に多いと思うんですけど、日本のツアーを回る時、
どんなことを気にして回るんでしょう、ツアーの方。
T:日本人というのは、すごくリサーチをして、よく音楽のことを知っているし、
ただTIMMY REGISFORDという名前だけで(パーティに)来るのではなくて、
私がこれまでどんなことをやってきたかっていうことを知ってて、
で、パーティの時に話しかけられたりして、ボクが忘れてたようなことまで覚えている。
だからチャレンジされてるっていう風に思うから、モチベーションも上がるんです。
司会:ありあとうございます。えっとー、そうですね...、
まだ今回のMIXCDを購入していない人...、あのー、7/2に代官山AIRで、
えー、行われるリリースパーティを控えているんですけど、
日本のファンの人にメッセージをいただけないでしょうか。
T:パーティして楽しみましょう!←んもう、簡潔すぎ!
司会:あのー、最後に将来のハウスシーン、ダンスミュージックシーンに
どんなことが起きるか、あなた自身の、えー、展望もしありましたら
教えていただけますでしょうか。
T:えーっと、あまり変わらないんじゃないかと思いますけども、
PCを使うDJが増えると思います。
で、それはあまりクリエイティブなことにならないんじゃないかと思います。
やっぱりテクノロジーに甘えて、どんどん簡単にDJができてしまう...。
例えばCDJひとつを例にとっても、
CDだけじゃなくて、USBとかも使えるようになってきてますよね。
で、そういうことでクリエイティビティが奪われていくんじゃないか。
つまりこれから大切になるのは、テクノロジーどういう風に使うか。
で、音楽を使ってどういう風にメッセージを伝えるかということが
重要になっていくではないでしょうか。
司会:はい、ありあとうございます。
えー、いろいろ質問に答えていただいてどうもありがとうございました。
T:THANK YOU
司会:えー、7/2に、えー、何度も言いますが代官山AIRの方で、
えー、土曜日ですが、TIMMY REGISFORDさんの(CDの)リリースパーティがあります。
えー、時間の方は、ロングセットでやっていただく感じでしょうか?
T:オーガナイザーのWRさんが終わりと言うまでやります(そして一気に饒舌かつ声のボリュームも上がり、WRさんをトークブースに呼び込む)。
で、WRさん登場。
WR:土曜日のクラブAIRでのパーティ楽しみにしていてください(この時TIMMYはその日イチの笑顔で破顔)。
T:アリガトウー!WR!
司会:えー、それでは今回第一回目のスペシャルサプライズゲスト、
TIMMY REGISFORDさんに大きな拍手をしてください。
パチパチパチ......。
FIN!!!