これを聞きながらお読みください。
毎年名古屋Timmyのパーティを運営していますが、
パーティ終了後にレポートをアップするのが通例になっていました。
しかしながら、2013年は、本日までアップされておりません。
実は草稿は春先に書き上げていたのですが、
第2子が生まれたり、
あれこれ忙しくなって完成版を書き上げることができず、
今日までのらりくらり。
毎年続けていた愚鈍な行為も
途絶えるとなんだか気色悪い感じがしていたので、
2014年の名古屋TimmyのPRと
ごく少数の奇特なレポートファンへの
クリスマスプレゼントという意味も込めて、
草稿に加筆修正を施してアップロードいたします。
あと、今回の名古屋Timmyに関して「行けたら行く」という
オーガナイザー泣かせの微妙な心境でいらっしゃるみなさん。
これを読んだら、
行きたくなると思いますので、
ぜひ前売り券の獲得をお願いします。
今年の名古屋Timmyは末広がりの88名(先着限定)に、
特製コンピレーションCDを お年玉的にプレゼントします。
服部さんが名古屋Timmyに加わってもう3年です。
CDについて「どんな内容?」と聞かれますが、
お年玉の金額を打ち明けるスカタンはおりませんので、
ぜひゲトッてくださることをおススメします。
また、前回同様、東京からフード担当としてシューマッハ氏が名古屋へ。
三ツ星料理をふるまってくれます。
これに加えて、名古屋からも天むす(予定)部隊がスタンバイ。
もちろん、浜松のTimmy教徒、
野末 信一 率いる チームJOEKRもやってきます。
最近では、ダンスフロアで笛を吹く姿が印象的で、
野笛さんだとか、ハーメルンの笛吹きだとか呼ばれています。
実はこの笛の音がなんだか魔力を秘めていて、
朝方疲れていても野笛さんがひと吹きすると気合が注入されて、
再び踊りたくなるんです。
これは、もはや野笛さんの特殊能力であり、
彼は笛というスタンドを操る"スタンド使い"説が各方面でささやかれています。
そんなスタンド使いは、12月26日に誕生日を迎えますので、
当日はお祝いの言葉をかけてあげてください。
さて、それでは昨年の名古屋Timmyのレポートですばい!
取材メモの開始は、Timmyがプレイし始めて、
おそらく15分ほどが経過したタイミングで、
Donna Summer - Could It Be Magicからです。
この時点でご自慢のロングミックスはギンギンに冴えており、
猛威を振るっておりました。
そして、Soul Central - Strings of Life。
これはいつも聞くDK Editのバージョンとはキックがやや違う印象。
こんな危険なアンセムを序盤に放り込んでくるのは、
ここ最近の名古屋TIMMYでは新鮮です。
ファイアーをぶっ放してクリボーどもを蹴散らしていくような猪突猛進感で、
そこには、「おい、名古屋の踊り子たち、しっかりついて来いよ!」という
谷隼人隊長にも通ずる男気あふれるメッセージが
隠れている気がしてなりませんでした。
当然ながらフロアのムードは
すぐさま沸点に到達したのは言うまでもありません。
お約束な感じでブチ上がったら、
エフェクター&ループで
Milk And Sugar - Let The Sunshine Inをミックス。
この曲も珍しい。おそらくこの時点で開始約30分。
パチンコで言うフィーバーモードに突入した感がアリの様相です。
完璧にフロアは狂気乱舞。
でもTIMMYは冷静。
まったくこのテンションのコントラストは何なんでしょうか。
Pete Heller - Big Love
おとなしかった様子も刹那の時間。
このタイミングで吠える、脱ぐ!
そしてここからTIMMY劇場の本編がスタート。
レッツ、ゲラゲラポー((c)妖怪ウォッチ)の時間です!
さて、Big Love のブレイクループの間をかいくぐって、
Aztec Mystic - Night Of The Jaguarが聞こえてきましたよ。
もういたずら1歳やりたい放題な状態。
Jaguarの曲の最後をループさせて、
Donna Summer - MacArthur Park このMacArthur Parkは、
原曲同様序盤は静かな立ち上がりで、
アイソレーターもLOWをずっと切ってました。
次第にボーカルが高揚していくにつれ、エフェクター使って、
「Oh, nooooo!」とDonna Summerがシャウトするところで
ループメイクとエフェクターを同時に発動。
さっそくこの日最初のハイライトが訪れました。
TIMMY、めちゃくちゃノリノリで、いわゆるキマッた状態です。
MacArthur Parkの後は
The Sunburst Band - Garden Of Love ブレイクを利用して、
静かにDennis Ferrer feat. Kenny Bobien - Grateful
「Grate、Grate、Grate、Grateful♪」ってところでぶった切って、
Timmy Regisford-Tensionのビートループをぶっ込みつつ、
ロング&ロング&ロングミックスでHeather Headley - I Wish I Wasn't。
ガンガンとエフェクターを使いこなす御大。
「アイ ウィッシュ ア〜〜♪」ってところで、
鳴りを潜めていた光量の激しい照明も一気にご開帳。
一足早く新年のご来光が拝めた気がしてなりません。
しかしまぁ、正直この流れはお約束過ぎて
完全に苦笑いするしかありませんでした。
そして、The Layabouts Feat. Portia Monique - You Bring Joy
これはいくつかバージョンが出てますが、おそらくこれ。
フロアのテンションをキープするのにちょうどいい塩梅の雌ボーカル。
次に、音数少ないビートのループから、
Jamiroquai-Corner of the earth ビートのループを解除したら、
テックトラックでした。
そこから2、3曲はおとなしめのトラックもので、
その後、歌声から察するにSADEのボーカルトラック。
また、ビートものをはさんで、 Toni Braxton姉さんのUn-Break My Heart。
和訳を見ると、切なさしかこみ上げてない"泣き"の一曲ですが、
英語に堪能ではない名古屋の民たちは、
やっぱりひたすら両手を挙げてうれしそうに踊るのです。
〜2、3曲ほど挟んで〜
Anita Baker - I Love You Just Because これもTimmyのノリノリ姿が印象的。
一曲ほぼフルで流したところから考察するに、
新兵器としてこしらえたトラックだと思われます。
そして、ビートループをメイクして、
Sara Devine - SpecialからのSADE - Pearls(たぶんおNEW)、
そしておなじみの
Gladys Knight & The Pips - I've Got To Use My Imagination、
Bobby D'Ambrosio - Here I Am、
Timmy Regisford ft Tiger Wilson - Sometimesの
インストからのボーカルものへの2枚使い、
unconditional File B - Adam Riosに
Regina Belle - Baby Come To Meをかぶせて
Filsonik - Can U。
Anita BakerからのFilsonikまでは、
近年のSHELTERトラック中心のおさらいの時間という印象でした。
そして、ここから小一時間ほどは、アフロハウスタイム。
音数の少ないアフロトラックにMary J Blige - Miss Me With Thatが
やさしく覆い被さり、
次にJill Scott - The Wayが入って、
その後Tracy Brathwaite - Smile。
このSmileはおそらくHoneycomb Club Mixではなかったような気がしますが、
気のせいだったらすいません。
アフロタイムからSmileまでは、安定飛行に入った感じがして、
大きな抑揚がありませんでした。
ゆえに、このあたりで休足を確保して、
バーカウンターあたりで様子見をキメ込み、
次なる波に備える人も多かったと思います。
休足もつかの間、Lil Louis - The Conversationが流れると、
そこにNu Colours - Desire.Masters At Work Dub 3が。
続いて、Leela James - My Joyのビートループ。
このビートループが流れると、
「さて、何が来るか?」といつも期待感が高まりますが、
今回放り込まれたのは、みんなの大好物、Diana Ross - The Bossでした。
しかも、Bossの方もイントロをループして、
徐々に、そしてゆっくり、なおかつ慎重にインサート。
Bossがある程度My Joyのビートループとまぐわってきたところで、
一気にBossのループを解除&My Joyをカット。
少々というか、相当強引かつタフネスに満ちた力技でブッ込んだので、
「大丈夫か!」と心配しましたが、
この私の危惧に関しては屁のツッパリはいらない感じで、
とりあえず、フロアに盛り上がりの炎が再点火されました。
しかしまぁ、Bossのこの万能感たるや、何度聞いても、あなおそろしや。
Bossがブレイクに差し掛かると、すぐさま次のトラックを仕込むTimmy。
ブレイク明けでひと盛り上がりして、
「But love taught me Who was, who was, who was the boss〜♪」と
曲が収束に向かい、皆がBossの余韻に浸っていると、
そうは問屋が下ろしませんとばかりに
Harry Cho Cho Romero - I Go Backをブッ込み。
かなりの不意打ちでしたので、
面食らってフロアを離れた人もいました、実際。
そして、 Jamiroquai - Space Cowboy、
Dennis Ferrer & Jerome Sydenham - Sandcastles、
Maxwell - ...Til The Cops Come Knockin'、
Lil Louis - French Kiss、
Quincy Jones - The Secret Garden、
The Detroit Experiment - Think Twice、
Dance Culture Feat. Kenny Bobien - Better 、
DONNA SUMMER - I Feel Love、
Sylvester - You Make Me Feel (Mighty Real)、
Loleatta Holloway - Dreamin'(おそらくTimmy&Adam Rios mix)、
Sylvester - Over And Over、
Brainstorm - Lovin' is Really My Game・・・。
あと数曲ほど大クラシックが続くという。
Lil Louis - The Conversationから
Lovin' is Really My Gameあたりまでの流れは、
メインディッシュ満載というか、
ラーメン二郎もチビるほどの全マシ仕様というか、
とにかく盛りだくさんなヒットトラックが矢継ぎ早でした。
で、数曲流して、その後にDonna Summer - Heaven Knows。
これがまた原曲に近いリミックス具合で、アップリフティング。
両手を挙げて「ヒャッハー!」と高揚感に浸る方々多数で、
その光景をブースから見ているとこちらも口角が上がりっぱなしです。
Heaven Knowから数曲を経て、
Chieko Kinbara Feat. Josh Milan - Just Like Love (Timmy Regisford & Adam Rios Vocal Mix)。
バイオリンのメロディとJoshの甘い歌声がフィットしたトラックですね。
この時点でほぼ朝方でした。
そして、再びアフロタイムへ突入。
毎回アフロタイムは上がりすぎず下がりすぎずの展開。
ですから、縦ノリに近い形で「オラオラオラ!」と
盛り上がりたいスタープラチナな人には不向きです。
それより落ち着いて踊りたいという
ちょっとナナメ上をゆく人に向けた時間帯な気がします。
かつての私は、「オラオラ!」最重視の承太郎でしたが、
齢を重ねるに従い、
この上がりすぎず下がりすぎない展開が好物になってきました。
上がりすぎず下がりすぎない展開をつくるというのは
実にセンシティブな選曲術が問われると思います。
ひと通り盛り上がったフロアでこの展開を構築してしまうと、
祭りの後というか物足りなさ感は否めず、
人がフロアから消えかねません。
そこで、うまいことフロアに人を残しながら、
よい空気感をキープするというのがグッドDJとしての腕の見せ所です。
ちなみに、アフロ系はさっぱりわからんので、
流した曲の解説は割愛します。
というか、メモも残せてませんので。。。
アフロタイムの閉幕までは、ちょうど小一時間ほど。
ちょいちょいボーカル物が流れてくると
やたらと心地よいに雌ボーカルが聞こえてきました。
Tamela Mann - Take Me To The Kingでした。
ゴスペルシンガーならではの超ハイトーンボイスと、
ゴスペルならではのクワイアが素晴らしく、
細胞の活性化につながった思いがします。
Take Me To The Kingからしばらくは、
疲れていたのでメモを残しませんでしたが、
こっそりロングミックスで
Stevie Wonder - All I Do、Jill Scott - The Wayは流れていました。
あと、Chaka Khan - Any Loveも。
そしてTimmyプレイ開始からおよそ7時間後、
Simple Things - Roland Clark
SHELTERレーベルから発売された
バージョンではありませんでしたね。
データリリースのみ(だと思う)で扱っていた、
Joe Clausells Sacred Rhythm Remixでした。
続けて、Joe Claussell - Spiritual Insurrection トラック物をはさんで、
BPM127のJose Feliciano - Sunny
Sunnyの後にかけたものも、ラテン風味満載で、
どうやらJose Felicianoっぽい感じがしました。
ラテンつながりで、BPM128のPUSHIM - Like a sunshine, my memory
しばらくメモ休止。
気づいたらJamiroquai - Love Foolosophyがかっていましたが、
ここら辺で私の意識は、半分夢の世界。
「寝ちゃダメだ」と天使の私が問いかける一方で、
「ちょっとくらいま寝ちまいな」と悪魔の私がチャチャを入れてきます。
後者の誘いに乗ろうと決心をして、
イスに腰掛けた瞬間!
Elton John/Someone Saved my life Tonight です。
すっかりリクエストをしていたことを忘れていたのですが、
これが発射されたら、ライフゲージが一気に回復。
エルトン・ジョンの後は、
一世を風靡したTeddy Pendergrass - Can't We Try
何と言うことでしょう、この2曲の連続コンビネーションによって私は、
見事レッドブルを飲まずして翼が生えた感覚を得ることができ、
再びフロアにて舞い踊ることができたのです。
続けざまにJackie Moore - This Time Baby、
Mondo Grosso feat.Monday Michiru - Star Suite、
Chicago - Street Player、
Studio Apartment - Flight Feliciano Remix、
Incognito - Morning Sun、
Télépopmusik - Love Can Damage Your Health、
Tamia - Still(懐かし過ぎる!)などなど。
ここら辺で再びメモを停止。
Timmyがプレイして8時間半が経過した頃、
Whitney Houston - I Have Nothing がッ!!
これは2014年SHELTERのサイトでデータリリースされましたね。
方々には酔屍体が転がっている時間帯でしたが、
この曲の破壊力はすさまじく(原曲がすばらしいしね)、
フロアのテンションが超回復。
一瞬でハピネスムードに包み込まれ、
終わりが一向に見えなくなりました。
が、私の体力と精神力もかなり限界点まで達しており、
ここからメモはほぼ途絶えます。
かろうじて記さていたのは、
Deodato Feat. Camille - Are You For Real、
Womack & Womack-My Dear (joe Claussell's Main Mix)、
Jocelyn Brown - Somebody Else´s Guy、
Sounds of Blackness -Optimistic。
ラストは、Peven Everett - Burning Hot (Timmy Regisford Remix)。
曲のタイトルが示すように、最後は燃えて、燃えて、燃え尽きました。
とまぁ、およそ11時間にも及ぶロングプレイで、パーティは終幕。
Timmyを無事にホテルへ送り届け、
とっ散らかった会場の清掃を済ませて、帰宅したのは夕方。
言うまでもなく2014年をしっかり記憶をなくした状態で迎えたとさ。
:おまけ:
心やさしき人がレポ作成のために覚えていた曲を
リスト化して送ってくれました。
上記とダブるのもありますが、ご覧あれ。
Jean Carn - Was That All It Was
The Emotions - I Dont Wanna Lose Your Love
Phyllis Hyman - You Know How To Love Me
Jackie Moore - This Time Baby
Teddy Pendergrass - The More I Get the More I Want
Jean Carn - Free Love
Gibson Brothers - Oooh, What a Life
Troiano - We All Need Love
Sergio Mendes And The New Brasil '77 - The RealThing
Change - The Glow Of Love
Candi Staton - Young Hearts Run Free
Quincy Jones - Ai No Corrida
Teddy Pendergrass -I'll Never See Heaven Again (Timmy remix)
Roberta Flack - God Don't Like Ugly
Stephanie Mills - What Cha Gonna Do With My Lovin'
The Jones Girls - You Gonna Make Me Love Somebody Else
Lisa Stansfield - Change
Sybil - Falling in Love
Flight - Studio Apartment