↑これを聞きながら読むといっそうテンションが上がります↑
〜およそ1年間の時を経て、昨年の名古屋Timmyのレポートをようやく公開〜
●プロローグ
例年どおり、クソ長いです。
名古屋Timmyにおける独自取材およびそのレポート執筆は
ノーギャラの苦行以外の何物でもないゆえに、
「もう2度とやるか!」と毎年思うわけですが、
やっぱり書き上げてしまうあたりは、
私は、戯け者なのです。
2014年12月31にパーティを終えた瞬間からおよそ1年もの間
"Timmy卿ロス"の症状に苛まれ、
ようやくこの日を迎える瞬間が近づいてきました。
もはや年が明けることよりも重要度の高い年中行事です。
昨日12月26日の代官山AIRから本年度のSHELTER JAPAN TOUR が開幕し、
あと、4日もすれば名古屋Timmyですが、
おととしまでは、パーティ後(といっても数ヶ月が経過)に書き上げていましたが、
昨年はパーティ直前にレポートをUP。
これはこれで当日に対する良きPRになると思い、
2015年も直前にUPしようと思っていましたが、
仕事の弾幕が予想以上に過激なものとなり、
完璧に首を締めた次第であります。
さて、2015年も無事に開催が決まった
名古屋Timmy(本来はSHELTER JAPANA TOURですが・・・)。
3、4年くらい前から終了時間が延びるようになり、
Timmy卿のプレイ終了後も、
オープニングを飾ってくれているDJ Hattoriの
アディショナルタイムが楽しめるとあって
すっかりダンスマラソンの異名が似合う体裁になってきました。
そこで毎回決まって「何時まで?」と聞かれるのですが、
ぶっちゃけ、知らぬ、存ぜぬです。
なので、好きな時間に入って、好きなだけ踊って、
帰りたい時に帰ってもらえれば結構。
なお、DJ Hattoriは、筋と金が入ったTimmy好きであり、
彼のプレイも今や名古屋Timmyを構成する重要な要素です。
そしてTimmy卿は、時間帯によって
噛み締められる楽しさの内容が違います。
昨年までは、フードだ、ノベルティだと
いろいろ付加価値(おせっかい?)を加えまくってきましたが、
今年はミニマリスト志向で、Timmy&DJ Hattoriという布陣以外は、
あまりごちゃごちゃと手を加えないようにしました。
あえて、手を加えた部分はクロークの設置です。
会場であるJB'Sのロッカー獲得するのは割と至難の技なので、
その点が解消されるはずです。
あと、Timmy卿は毎回CDやらTシャツやらを販売するご意向ですので、
財布を豊かにして来場されるとよいかと思います。
12月26日にFBで見つけたのは迷彩柄をあしらった
SHELTERロゴTが売られるようですよ。
また、以下のレポートにも記されていますが、
Timmy卿はツアーごとに新作リミックスをご持参なさるので、
YOUTUBEなどで見られる予習動画(原曲でも大いに可)を
チェックしておくと、ダンスフロアにいることが
いっそう楽しくなります。
ちなみに、オーガナイザーである私が予想する、
今年の名物となるであろうトラックは、以下の3曲。
Tiger Wilson - Craving
4 Non Blondes -
What's Up(昨日のAIRでもプレイ済みとのこと)
Bonnie Tyler-Total
Eclipse of the Heart
●本編
それでは、2014年の名古屋Timmyのレポートをお届けします!
1時30分頃
Jerome Sydenham & Kerri Chandler/Rising The Sunのループが
DJ Hattoriのラスト
Chaka Khan/Ain't
Nobody(TR&AR RMX)
↓
車庫入れのため、いったん私は会場を離れました。
↓
1時45分
Jamiroquai/Space
Cowboy
何かのビートにロングミックス。Timmy卿は、
今宵のロングミックスの出来を
確かめているようにも感じられるほど、
真剣な眼差しでした。
↓
1時49分
Soul Central/Strings
Of Life(DKRe-Editではなかった)
途中ビートループをつくってエフェクター使いまくって、
そのエフェクトがかかったまま
Milk & Sugar - Let The Sun Shine(どんなVER.かは不明)につなぐ。
この3曲でフロア民の熱気が大爆発。
お隣さんとハイタッチをキメるといった
アメリカナイズ志向の方もいらっしゃいましたね。
↓
1時54分
Kenny Bobien - I
Shall Not Be Moved
↓
Sylvester/Over and Over(TIMMY RMX)を少し流して、
Marshall Jefferson - Move Your Bodyの
お決まりのピアノリフのビートループからの
Donna Summer/Could it Be Magicの
えげつないロングミックス+エフェクターでぐいぐい。
エンジンぶるぶる絶好調。
↓
2時07分
Donna Summer/Heaven Knows
瞳が幸せ色に染まった踊り子の皆さん。
Donna Summerのリミックストラックは
鉄板以外の何物ではないを改めて痛感する次第。
そして、Lil Louis - French Kissのビートループからの
Copyright Feat. Song Williamson - He Isのロングミックスを
2分ほどはさんで、Sylvester - You Make Me Feel (Mighty Real)投入。
続いて、Munich Machine - Get On The Funk Trainの
ベースが効きまくったビート部のループを下地に、
Heather Headle-I Wish I Wasn'tのロングミックス。
このロングミックスの長さもえげつないほどの尺を要しておりました。
そしてやはり「アイ ウィッシュ ア〜〜♪」ってところで、
エフェクターをぶっ放しして、フロアを狂気に導く一連の流れ。
ビートループ→キラーボーカルトラック(Heather Headle-I Wish I Wasn't)→
ブレイク部でのエフェクター→ビートループ解除→大爆発。
これらすべての流れは、もはや連鎖的に引き起こされる
揺るぎない定義的な感覚がしてまして、
Timmy流ピタゴラスイッチと言わざるを得ません。
なお、この時のロングミックスは冴え渡りすぎていたようで、
ガッツポーズと雄叫びのおまけつきで、
なんとその姿を見てにやけ顏の私に目配せをして
Timmy卿もドヤ顔でした。
何なの、求愛?オレ、妻子持ちだよ。
開始およそ1時間で聴衆のハートをつかんだTimmy卿。
皆ブリリアントな笑顔で踊り狂っているさまは本当に宗教的儀式です。
「今年も待っていた!」「これあよ、コレ!」と
心の中でガッツポーズをキメる人は何人もいるはず。
普段は名古屋で暮らす人も、普段は東京や大阪で暮らす人も、
12月30日という決まった日にちにJB'Sという決まった場所で
ひとりのアーティストと音楽に無我夢中に浸れることを、
私は本当にうれしく思うのと同時に、誇りにも思うのです。
さてさて。
再びMunich Machine - Get On The Funk Trainのビートをメイクして
Donna Summer - I Feel Love。
この時、レッドブルを要求してきました。
「絶好調の様子がうかがえるTimmy卿なのに、
翼を授かったら、この後は一体どうなるの!?」と
まだまだ拡大されゆく伸びしろに
戦慄を覚えずにはいられませんでした。
「やっぱり今年もヤバいぞ、コンチクショー!」と
浮き足立ちながらレッドブルの調達に向かう私です。
この時自分用にレッドブルを一本着服してしまったことを
今ここでお詫びします。
続いて、Losing My Religion+Nights Of The Jaguarのマッシュアップ。
このマッシュアップは、カレーにチーズをトッピングしたような
おいしいことが分かり切っている危険な組み合わせのトラックですから、
ステップを刻む足が止まらないのは必然的であり、
Timmy卿自身のボルテージもガンガン上昇して踊っていました。
無事翼を授かったんだね。
続きまして、The Detroit Experiment - Think Twice
おなじみのオルガンリフにKem-Heavenをロングミックス。
嗚呼、いともたやすく行われる、えげつないロングミックス。
その精度はこの日一番だったのでしょうか、
何と指パッチンをキメたTimmy卿。指パッチンは初めてみたので、
取材メモにすぐさま書き込んでおきました。
実に貴重な生態を捉えることができたので、こちらの胸も高鳴ります。
そして、Bobby D'Ambrosio featuring Kelli Sae - Here I Amなどをはさみ、
Whitney Houston - I Have Nothingのインストからのボーカル。
Timmy卿は新しくつくったリミックスはしっかり聞かせたいという
ポリシーを掲げており(おそらくね)、
ホイットニーの曲はまさにそのポリシーに則ってプレイされています。
余談ですが、今年は、4 Non Blondes - What's Upと
Bonnie
Tyler-Total Eclipse of the Heartが
大大大本命ですので、フェイスブックのhttps://www.facebook.com/events/485778504927295/ ページにて
予習しておくと、これらの曲が流れた時にいっそう感情移入して
腰が砕けそうになるほど踊れると思います。
これらは先日のアテネでのプレイでも
猛威を振るってと聞いておりますから、
予習はマジやっておいて損はなし。
ちなみに、ホイットニーの曲では
BPMは130を記録していました。
時は午前2時45分。
この後、しばらくガッツリとメモを書くのは休止。
Dennis Ferrer feat. Kenny Bobien - Grateful、
UNKNOWN-GET BACK UP!、
Toni Braxton - Un-Break My Heart、
Cindy Lauper -Time After Time、
Just Because - Anita Baker、
Regina Belle - Baby Come To Me
などが流れていました。
Timmy Regisford ft
Tiger Wilson - Sometimesは、インストからのボーカル。
そして、Maxwell - ...Til The Cops Come Knockin'は、問答無用のインスト。
3時58分
Timmy
Regisford-TensionのビートループからのBlaze - Found Love
Found Loveは聞いたことないバージョンでした。
そして、
4時10分頃Tiger Wilson - Cravingです。
この曲はWEBでのリサーチでもなかなか拾えないんですが、
すでに世界各所でもプレイされているようで、
ハウスファン垂涎の曲として、
今もっともリリースが切望されているボーカルトラック。
予習動画は、これ。疾走感抜群です
https://www.youtube.com/watch?v=owhR6UVEX0Q
Cravingの後は、トラックものとRufus featuring Chaka Khan - Any Love。
矢継ぎ早にブラックネスにあふれたTimmy卿流の鉄拳がくだされます。
快速、否、特急Timmy号は、
乗客を一人たりとも下ろすことなく突っ走りまくりです。
そして、やってきました、この時が。
超 お 約 束 の
Diana Ross - The
Boss
The Bossは、毎年投入の仕方が仏恥義理に強引過ぎて
それが個人的に名物的な感覚に捉えられるのですが、
今回はAny Loveをうまくエフェクト処理して
スムーズかつやさしくインサートしていました。
やはりまぁ、The Bossの破壊力は群を抜いておりまして、
もはや核兵器クラス。
これを聞いていると生きている実感が得られるというか、
細胞の一つひとつが躍動しているような錯覚が起きるのは、
ダンスミュージックファンなら言わずもがなではないでしょうか。
特に名古屋Timmyでは、
聖歌のような位置付けになっている気すらしておりまして、
祭壇というかブースに祈りを捧げる人もいるとかいないとか。
Boss以降、一度聞いたらクセになるとウワサのアフロタイムです。
5時頃
Everything But The
Girl - Temperamental
この後に、おそらくstingと思われるボーカルもの。
これがわからなくて涙を呑みました。
続いてEurythmics-Sweet Dreams
そして、しばらくしっとりした女性ボーカルトラックが続きました。
5時35分
GLADYS KNIGHT -
I've Got To Use My Imagination
次は、Dennis Ferrer - Hey Hey
次は、Kerri Chandler feat Treasa F - Heal My
Heart
とりあえずサラッと曲名書いていますが、
ビートこしらえてロングミックスが
デフォルトなのは言うまでもありませんよね!
DJ諸氏ならご経験があるかと思いますが、
ロングミックスという技術は、神経をすり減らしませんか?
私はすり減らします。
それをほぼずっと実践している
Timmy卿のミディ"黒"リアン数値は、天井知らず。
フォースに均衡をもたらす、選ばれし者ですよ!
6時頃
Floetry - Say Yes
Say Yesと言えば、チャゲアスを未だに想起してしまう
悲しき101回目のプロポーズ世代。
Say Yes以降ですが、Maroon 5 - She Will Be Loved、
Télépopmusik - Love Can Damage Your Health、
Joi Cardwell - What It Feels Like、
Booker T. - Don't Stop Your Loveなどが続きました。
さて、メモが一気にぶっ飛びます。
8分50分
Teddy Pendergrass - Can't We Tryからの
Elton John - Someone Saved my life Tonight
今回のCan't We Tryは、ビミョーに違うバージョンだった気がします。
ちなみに2013年末は、
Elton John - Someone Saved my life Tonightからの
Can't We Tryという流れでした。
このElton Johnは3年前(だったかな?)くらいに初披露された作品で、
実はこっそりTimmy卿をピックアップする際に
毎回リクエストしている曲です。
この時間になると、ずいぶんボリュームも下げてプレイしていました。
BPMは127でした。
9時38分
Jamiroquai -
Corner of the Earth
メモはここで終了。
終焉は大晦日の昼だったかな。
もう燃え尽きてましたので、覚えてないや。
●エピローグ
本パーティに関わり始めて今年で9年。
少しずつ知名度が上がってきた実感はあります。
こうした支持率上昇の裏で、
運営側はプレッシャーや不安を感じることもしばしば。
ぶっちゃけ、当日までは「もう、すでに、飽きられていないだろうか」なんて
センチな気分になったりもして、
楽しみを強引に見つけ出しりたりすることもありますが、
まぁ、開催するたびに不安をチャラにして、
なおお釣りをくれる素晴らしいプレイをTimmy卿は披露してくれますし、
それに呼応する踊り子の皆さんの存在があるので、
もう引くに引けないって感じだなーって思っています。
フライヤーには、数多い年末のパーティの中でも
Ray Of Hope(希望の光)として君臨し続けてきたと、書きましたが、
大げさ1割、本音9割です。
ということで、
今年も名古屋Timmyのダンスフロアで一年の邪気を振り払いましょう!
チケット予約はこちら!
http://www.club-jbs.jp/tiket.php?year=2015&month=12&day=30
行けたら行くとか言わないで、来てね!(オーガナイザーより)
Makoto Wasada
和佐田 真
1978年 名古屋生まれ
フリー編集者&コピーライター。食、音楽、リクルート情報、企業モノ、アーティスト取材、販促関連など、硬いネタからやわらかいネタまでを取り扱い中。過去に世界の山ちゃん研究会名義で「世界の山ちゃん伝説」(幻冬舎)を執筆。好きな言葉は、「納品」「校了」「お世話になります」。