これを聞きながら読みましょう!
〜およそ1年間の時を経て、2015年12月30日の名古屋Timmyのレポートをようやく公開〜
●はじめに
今年も、僕のアモーレこと、
神ってるDJ Timmy Regisfordが名古屋にやってきます。
ということで、昨年のレポートを1年の時を経て公開!
そしてやっぱり今年も長いです。
ですが、これが一番来場を予定されている皆さんの
テンションを臨界点まで引き上げる効果があるとの声をいただくので
今年も筆をとりました。
突然ですが、ビジネスの世界にはPDCA(PPAPじゃないよ)という言葉が存在します。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
名古屋TIMMYは、もはやこのサイクルを導入して、
ある意味ひとつの大きな事業になってきました、無給なのに。
音楽面に関しては、毎年オープニングを勤めてくださる
DJ HATTORIさん(PIGEON RECORDS)と
TIMMY自身にすべてを委ねているので、こちらがどうこうするなんてことはありません。
となると、音楽以外の要素で
いかに来場者が快く過ごせるようにするかが問題であり、
毎年その点について「今年はこれを実施したらいいんじゃないか?」という
仮説を立てて、実際に導入してきました。
で、あれがダメだった、これはよかったと分析して、次回に備える。この繰り返しです。
名古屋TIMMYは、東京のB&Sや先日のMAWのように
大規模なパーティではありません。
あちらが大企業ならば、こちらは中小企業。
予算と人員は限られているから持ち前の知恵と情熱でなんとかするしかない!
ということで、できる限りのオペレーションや
もてなしコンテンツを投入しているのですが、
毎回反省点が出ます。
今年も、計画をするにあたって、昨年の棚卸をして、
できる限りのもてなし要素をブッコミました。
パーティ運営を生業としていない連中が仕切るので、
どこか「おや!?」と思うことが現場で起きるかもしれませんが、
とりあえず、今年も楽しんでいってください。
あと、今年はフードブースを復活させます。
クロークもあります。
物販も(おそらく)あります。
もちろんデコレーションもがんばります。
フライヤー裏にも書きましたが、
今年で13年連続の同日、同アーティスト、同場所開催です。
私たちがパーティメイクに関わって10周年。
今ではすっかり名古屋の四つ打ち好きの通過儀礼になりました。
「これがなきゃね」と言ってもらえるのは、
12月29日までに皆さんが築いた数々の楽しい思い出を
いともたやすく上書きしてくれるパーティになったからだと思います。
12月30日のJB'Sは、POSITIBE VIBES ONLYです。
悩めるアナタも気持ち良く昇天できる奇跡のサウンド爆心地なのです。
2016年、開催地の名古屋は、
残念ながら都市の魅力度ランキングで最下位になりました。
(蛇足:中日ドラゴンズも最下位、名古屋グランパスはJ2落ち・・・)
しかし、名古屋TIMMYは、
よその町に出しても褒められるパーティになったのではないかと、
少しは思えるようになりました。レガシー・オブ・名古屋です。
ガイドブックには決して載らない(載ってほしいが)、
名古屋名物であり、名古屋の魅力を高めるグッドコンテンツです。
仮に来年も再来年も魅力度ランキングで最下位になっても、
名古屋には、このパーティがあります。
この日のために市内・近県はもちろん、
遠路はるばる来てくれる"音モダチ"がいることは、この上ない幸せ。
いずれこのパーティが街づくりのコンテンツに育っていったら...、
そんな妄想すら抱くようになりました。
何が言いたいかというと、今年も皆さん、来てください!
お客さんがたくさん来てくれるなら、
オレは来世でバッタやカメムシになったって構わない!
そんな心境です。
今年の序文はいささか真面目テイストですが、
そろそろレポートまいりましょう!
●本編
↓ ↓↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
1時24分:DJ HATTORI Mr.V/Deep Insideがラストトラック
1時29分:Jamiroquia/Lovefoolをビートメイクして、
Heather Headley/I Wish I Wasn'tのロングミックスから開幕。
「ド頭のご挨拶がコレかよ!」的な(笑)。
で、そのままおなじみの体裁でブチ上げて、
Jamiroquia/Lovefoolへ。このLovefoolは聞いたことないミックスでした。
そして、Gladys Knight & The Pips/I've Got To Use My Imagination。
で、I've Got Toの曲終わりでビートメイクを施して、
Stevie Wonder/Another Starへ。
2分強ロングミックスしていて、Another Starのみに切り替えたら、
必然的にLa la la la la la lala laの合唱大会ですわな。
そして、Donna Summer/ MacArthur Parkそして、
またもやDONNA嬢で、Could It Be Magic。
Could It Be Magicは、LilLouis/French Kissを下地に使ったロングミックスです。
3分近くじっくりつないでいました。
引き続きFrench Kissのビートは維持しながら
Copyright Feat. Song Williamson/He Isを少し。
ここの流れは2014年の名古屋TIMMY序盤とまったく同じ!(記録しててよかった)
この後、Dan Electro - Let Them Come (Greg Gauthier Dance Culture Remix) の
ビートをつくって、Dennis Ferrer/Hey Hey。
その後、クラシックを一発、そして、The Detroit Experiment/Think Twiceの
ビートに変えて、Jamiroquai/Space Cowboy.。
のっけからアクセル全開で、
「ようこそここへ、遊ぼうよパラダイス」的な
TIMMY流の歓迎セレモニーにシビれる、憧れる!
ここまででTIMMYがプレイ開始してから約50分が経過。
そしてここまでを改めて見返すと、割と昨年と構成が似ているのです。
過去のTIMMYレポを見返して上で分析すると、
やはりTIMMYは開幕ダッシュでブチ上げなスタイル(名古屋TIMMYに限っては)。
小一時間フロアにしこたまガソリンを撒き散らし着火してから、
自然に燃やしてるって感じですね。
2時後半から3時台の曲一覧
Bobby D'Ambrosio/Here I Am
Get Back Up!
Lil' Louis & The World ft Joi Cardwell/Club
Lonely(ビートのみ)
The Brand New Heavies/You Are The Universe
Kerri Chandler Feat. Treasa "Diva" Fennie/Heal My Heart(聞いたことないVer)
Leela James/My Joy
Kem/HeavenからのCyndi
Lauper/Time After Time
Earth Wind & Fire - Can't Hide Love
さすがにすべては追いきれないので、結構端折ってます。
2時後半から3時台は、時折メジャーなトラックが流れますが、
それ以外はさほどブチ上げ傾向ではありませんでした。
つまり嵐の前の静けさってやつです。
いよいよその静けさが吹き飛ばされる時がやってきました。
3時46分のことです
Blue 6/Sweeter LoveからBonnie Tyler/Total Eclipse of the Heart!!!
Total Eclipse of the Heartは、昨年のツアーの本命曲のひとつ。
ボリュームも上がってました、フロアももちろん上がってました。
ここまでで、プレイ開始からおよそ2時間が経過。
賢い皆さんなら、ちょっと何かに気づきませんか?
そう、まだ聖衣を脱いでおられないのです。服を着たままなのです。
ちなみに、昨年のTIMMYはフロントに「YMCA」と
プリントされたTシャツを着ていました。
しかし、Total Eclipse of the Heartを放った後、
ついに、Take Off
Clothes a.k.a. 脱衣。
脱衣に関しての情報は、
浜松市在住の野末信一さんからご提供いただきました。ありがとうございます。
続いて、Tiger Wilson/Sometimes。
そして、Whitney Houston /I Believe In You And Me
ここで一発吠える。獣王の雄叫びです。さらに青春の握りこぶし。
最&高ってやつですね!
そのままWhitney Houston/I Have Nothingで、
脳のテグメンタから快感成分が出まくりです。
続いて、Maroon
5/She Will Be Loved。この時下地に使っていたビートは、
のちに流れる4 Non Blondes/What's Up
昨年の本命トラックとして名高い一曲で、2016年も十中八九プレイされるでしょう。
案の定、サビの部分はhey yeah yeahの大合唱。
この曲に対して抜群のレスポンスを見せるお客さんの姿は印象的でした。
TIMMYもボリュームを切ってわざわざ歌わせようとしてますし。
私はこの辺りで、それまで1年間荒ぶりまくっていた
TIMMY欲がいくばくか解消されました。
ちなみに、4 Non Blondes/What's Upを機に、また少し嵐の前の静けさタイムに突入。
そして、4時40分、待ってましたのTiger Wilson/Craving(2014年では4時10分に流れています)
BPMは130。早ぇ。
そして、アフロタイムへ。
正直知らないアフロトラックばっかりですが、
それでも快楽の境地へエスコートしてくれるTIMMYにボクは抱かれたって構わない!
って思ったり、思わなかったり。
5時30分頃に、Studio Apartment Feat. Monique Bingham - Flight。
何かのビートに延々とロングミックスしていました。
いい具合にキマッったんでしょうね、手拍子回数多め、とメモ残っていました。
5時40分頃(かな?)
Rufus featuring Chaka Khan/Any Love
これは、いつも抜群にロングミックスがキマる曲ですね。
実際DJとしてこの曲はロングミックスしやすいと思います。
やはり2015年も抜群にキマッってまして、よほどのキマり具合だったのか、
ブースの中で肩を揉まれましたよ、TIMMYに。
だんだんスキンシップが図れる間柄になってきて、ちょっぴりうれしかったです。
9年パーティつくってきても、まだ名前は覚えてもらえないけど。
やっぱり名古屋TIMMYは人生の潤滑油だ!
6時47分、レッドブル服用、翼を授かる。この時点で折り返しくらい。
このあたりから、またエンジンかかってきまして、
6時52分にSolu Music
feat. Kimblee - Fade
そして6時56分、Diana Ross/The Boss
Timmy砲、発射です。
2014年は、5時前には流れていたので、2015年はけっこう引っ張った印象です。
これが流れたフロアのイメージは、賢明な皆さんなら容易に想像がつくでしょう。
一言でいえばグレイト。二言でいえばスーパーグレイトですね。
1年に一度、キミとボクの理性が木っ端微塵に吹っ飛ぶ瞬間。
やっぱり今年も味わってみたいですよね!
The Bossのあとは、Cher/Take Me Home(SHELTERのサイトで発売されたバージョン)、Joe Smooth/Promised Land、Frankie Knuckles Presents Satoshi Tomiie/Tears、My Dear (The Letter)/Womack & Womack (Joe Claussell's Main Mix)
などが流れました。
Joe - All The Things(TIM MIXと書いてありました)
Jamiroquai/Corner of the Earth
などが流れて、再び1時間ほどのアフロトラクタイムへ。
時間軸が吹っ飛びますが、朝8時30分頃PUSHIMを流している時に
コーラを要求されました。
9時13分、4 Non Blondes/What's Up(本日2回目)
続いて、Elton
John/Someone Saved my life Tonight
この2曲ともTIMMY熱唱
この時点でプレイ開始から約7時間半が経過しています。
そして、Boyz
II Men/Can You Stand The Rain
9時34分、Tony Terry/With You(←今年要注目です、本当に!!!!!)
TIMMYはこのWith Youを2回連続でプレイしました。
このあたりの時間帯になるとフロアは完璧に選ばれし者のみの空間。
パリピ属性ゼロのハウス猛者どもが元気に躍動する奇界が構築されています。
名古屋Timmyのフロアの中では悪の栄えた試しなし。
9時45分、Teddy Pendergrass/Can't We Try
ご存知名古屋TIMMYのテーマソングです。
このあたりですでに涅槃の境地へと旅立つ方が多数。
いよいよ終盤、9時頃からいくぶんボリュームも落としていたTIMMYでしたが、
10時37分のMaxwell/Til The Cops...で再噴火。
続いて、Stevie Wonder/Ribbon In The Sky、Blaze/All That I Should Know、
Roberta Flack /God Don't Like Ugly、Eddie Kendricks/He's A Friend、
The Salsoul Orchestra Feat Loleatta Holloway/Runaway
Double Exposure/Everyman,
Ms. Sharon Ridley - Changin'
これにて大団円!
と思ったら、
この日3回目の4
Non Blondes/What's Up
で、大団円!!
と思ったら、DJ HATTORIによりアディショナルタイムの幕開けです。
ここからは送迎やらなんやらで曲記録はありません。
●おわりに
今年のSHELTER JAPAN TOURは、12月22日の滋賀公演を皮切りに
全国(確か)7公演、いわゆるNY系ハウスDJとしては、ここ最近なかった
公演数ではないでしょうか。
支持者としては、純粋にうれしいです。
ちなみに、26日に東京で開かれたA Hundred Birdsの
東京ライブでも舞台袖に立っていたという
目撃情報もありました。
28日は東京、29日は上田、
そしてツアーファイナルは、名古屋です。
ツアーの終着点が名古屋です。
過去パーティに関わってきた中で、
ツアーファイナルが名古屋であったことは
確かなかったはず。
いったい何時までやってくれるのでしょうか。
正直言って怖いです。
楽しみなのに、怖いパーティ。それが名古屋TIMMY。
今年もやはり、ボーッとしてたら干支が変わっていました、
みたいな大晦日になるんでしょうね。
チケット予約はこちら!
http://www.club-jbs.jp/tiket.php?year=2016&month=12&day=30
Makoto Wasada
和佐田 真
1978年 名古屋生まれ
フリー編集者&コピーライター。食、音楽、リクルート情報、企業モノ、アーティスト取材、販促関連など、硬いネタからやわらかいネタまでを取り扱い中。過去に世界の山ちゃん研究会名義で「世界の山ちゃん伝説」(幻冬舎)を執筆。好きな言葉は、「納品」「校了」「お世話になります」。